JOURNAL音楽祭かわら版
2022/10/05
ラトヴィアからの贈り物、子どもたちに世界の風を
きのくに音楽祭2022を1ヶ月後に控えた9月9日、国際的ヴァイオリニスト神尾真由子さん&ピアニスト田村響さんを和歌山城ホールに迎え[きのくに国際コンサート・シリーズ]が開幕しました。熱気あふれる満席の会場には子どもたちが70人! 2時間の本格的なクラシック・コンサートにじっと聴き入り、帰りはお財布を握りしめてCDを1枚選びながら「もっと聴きたい」と目を輝かせている姿がとても印象的でした。
-豊かな自然の中でのびのび育つ和歌山の子どもたちに、芸術の感動を。
それが、きのくに音楽祭のテーマです。そのため、地元スポンサーの賛助により、小中高生の前売チケットは1,000円のお手頃価格でご用意しています。10月の音楽祭では、好奇心旺盛で多感な子どもたちに、普段の生活とはちょっと違う刺激的な体験を通じて、新しい世界に触れてもらえたら嬉しいです。
10月15日(土)の夜は、バルト海の合唱大国からラトヴィア放送合唱団の日本ツアーが和歌山にやってきます。ヨーロッパの合唱団最高峰として名高く、各国のトップ音楽祭やホール公演で世界中を旅し、グラミー賞では「最優秀合唱歌唱賞」を受賞しています。洗練されたセンス、卓越した表現力、驚愕のアンサンブルで “合唱”の概念を変えるステージが期待されています。
そんな合唱団が「芸術の感動を子どもたちへ」というきのくに音楽祭のテーマに共感し、なんと和歌山の子どもたちだけに、リハーサル風景を特別に公開してくれることになりました。和歌山の小中高生の皆さん、夜の本公演を待つ間に、超一流の芸術の現場を、こっそり予習してみませんか?
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シークレット公演「ラトヴィア放送合唱団~公開リハーサルfor kids~」※応募終了
10月15日(土)15時~。入場無料。
夜公演についてはこちらから。
2022年9月22日付 わかやま新報「とらふすクラシック」272より