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JOURNAL音楽祭かわら版

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音楽
モーツァルト

2022/10/15

きのくに音楽祭大ホールの『ファイナル・コンサート』

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伊藤 翔(C)K.Miura/上敷領藍子(C)Yusuke Kinoshita/田中佑子(C)八木 毅/三輪 郁(C)小島竜生

 沸き立つようなリズムと喜びに溢れる高揚感。TVドラマ『のだめカンタービレ』が大ブームを巻き起こしたのは、2006年のことでした。それまでハードルが高かったクラシック音楽を身近にし、関心の無かった多くの人々を虜にし、さらには音楽の道を専門に歩む人たちをもファンにしてしまった『のだめ』。二ノ宮知子さんの原作漫画の素晴らしさと、のだめ=上野樹里さんの魅力を際立たせた演出に加えて、第一線のピアニストの演奏を起用するなど音楽そのものにこだわる姿勢が、私たちを魅了しました。

 

 きのくに音楽祭『ファイナル・コンサート』に、『のだめ』の音楽監修で知られるピアニストの三輪郁さんが登場します。“今もっともウィーンの薫りを伝え得る”と言われ、ウィーン・フィルの首席演奏者たちから大きな信頼を寄せられ数多くの共演を重ねる三輪さんがソロを披露してくれるのは、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調。モーツァルトのピアノ協奏曲の中でもひときわ人気の高いこの曲が音楽祭の最後を飾る期待のコンチェルトです。

 

 そして、大トリは、『のだめ』のオープニングを飾った交響曲第7番。ベートーヴェン交響曲の中でも異色の明るさを持ち、ワーグナーが「舞踏の神格化」と絶賛した美しい曲です。”第9”と並び称されるスケルツォで魅せる第3楽章。第1楽章以上の輝きで疾走する第4楽章。特に、シンプルだけど深く、悲しさを優しさで包み込む白眉の第2楽章には、ぜひ浸ってほしいです。



 奏でる “きのくにスペシャル・オーケストラ”は、指揮者の伊藤翔さんを含めて28人の最小編成ながら、日本センチュリー、大響、京都市響などから集まった腕利き揃いの最強のオケです。今では初演時に近い少人数編成での演奏は希少な機会。この編成、このメンバーでしか聴くことができないハーモニーに熱狂してください!

 

♦♦♦

10月16日(日)18時~。

和歌山城ホール大ホールにて。詳しくはこちらから。

 

2022年9月29日付 わかやま新報「とらふすクラシック」273より

この記事を書いた人
きのくに音楽祭実行委員長 杉原孝

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