JOURNAL音楽祭かわら版
2022/10/01
「0歳児からのファミリーコンサート」にようこそ
きのくに音楽祭2022は10月10日の「0歳児からのファミリー・コンサート」で開幕します。ベビーから生の音楽を!!の思いを込め、2回の無料公演に皆さんをご招待します。
私が「ベビーから」に思い入れが強いのは、4年前にアメリカのカーネギーホールのスタジオで「ベビー・オペラ」を聴いてから。淡い照明の中、数名の女声オペラ歌手たちの柔らかい優しい声に包まれた数十名のベビーたちが、思い思いにハイハイしたり、お座りしたり。40分もの間、どの子も泣くこともなく、目を輝かせてとても楽しそうにしていたのです。「あぁ、どんなに小さくても素晴らしい音楽は心地よく感じるんだ」と驚き感動しました。
和歌山にも、このような音楽体験をお届けしたいと思います。日本センチュリー交響楽団のメンバーによる弦楽カルテットと、関西二期会メンバーのナレーションで綴るファミリー・コンサートです。特別プログラムは「くるみ割り人形」たちが動き出す絵本と音楽とお話、その他にもたくさんの楽しい音楽が溢れます。今年はベビーカーのままホールの中までご入場ください。大人の皆さんもくつろいだ赤ちゃんのそばで、周りに気兼ねなくお楽しみください。
もちろん、子どもだけではありません。10月14日(金)からの3日間、和歌山城ホールと県立図書館メディア・アート・ホールでは6つの素晴らしいコンサートが開催されます。大人も子どもも音楽との出会いをお楽しみください。
♦♦♦※終了
10月10日(月・祝)。午前11時と午後1時30分の2公演。
メデイア・アート・ホールにて。各回先着140名様(ベビーカー1台=1席)、いずれも参加無料。
9月3日(土)10時より、事前予約開始。
2022年9月1日付 わかやま新報「とらふすクラシック」269より